香る、時の結晶

初めて、手にしたとき、
ふわりと香る清らかな結晶に
遠い記憶を呼び覚まされるような気がした。
森で芽吹き、年月をかけて育った樟の木。
そのいのちが一滴一滴集まって、
やがて小さな結晶となった、
この一粒にどれだけの時が
凝縮されているのだそう。
在るだけで、空気が澄み、心が整う。
天然樟脳には、
そんな不思議な力があるように思える。

天然樟脳と沈壽官窯

鹿児島に息づく400年の伝統とその再生

鹿児島県日置市美山の地に根付く天然の樟脳。
その製法は、薩摩へ渡った朝鮮陶工たちとともに伝わり、陶器づくりと深く結びつきながら「東洋の白銀」と称されるほど重宝されました。
沈壽官窯も、1598年の創業以来、陶器とともにこの樟脳文化を受け継ぎ、400年以上にわたり美山の歴史を支えてきました。

1962年の専売制廃止で途絶しかけた伝統を、十五代沈壽官が復活させたいとプロジェクトを立ち上げる。
2025年には〈本場薩摩樟脳製造所〉を設立し、薩摩焼にとどまらない美山地区の活性化や、未利用材を活かした森林整備、歴史資産の再生につなげています。

美山の自然と歴史から生まれた文化が、再び未来へと息づく瞬間を、ここからご覧ください。

樟の木を蒸留することから生まれる天然樟脳。
白色半透明の静かな輝きをもつ、香り高い結晶です。
日本の樟脳製造創業の地と伝えられる
鹿児島県日置市の美山の里に生きる者として、
四百三十年程前に始まった天然樟脳づくりを
未来につないでいく使命を感じて、
今、あらためて「本場薩摩樟脳」を世に送ります。
署名

About Us

樟脳製造創業之地、
美山から

約420年前、薩摩焼とともに伝えられた樟脳製造の技術は、この美山の地から広がり、やがて「サツマカンフル」として世界に知られる産品となりました。
その歴史と誇りを受け継ぎ、いま再び、美山から本場薩摩樟脳を未来へつないでいきます。

Brand Story

天然樟脳を知る

天然樟脳は、その特有の香りと化学的な特性により、 古くから薬用や防虫剤、香料として活用されてきました。
樟脳の主成分は、カンファ―(Camphor)という テルペン類の一種で、二環性の立体構造を持ちます。 樟脳特有の清涼感のある香りはこの特徴によるものです。 常温で昇華する揮発性の高さを持ちながら、 蒸気圧が低いためゆっくりと気化し、 香りが持続しやすく、衣類用防虫剤として重宝されてきました。

Our Prosess

本場薩摩樟脳のこと

天然樟脳は、クスノキを蒸留して得られる白色半透明の結晶で、清涼感のある香りが特徴です。
製造がほとんど失われたこの天然樟脳を、樟脳製造創業の地・鹿児島県日置市東市来町美山にて、沈壽官窯・十五代沈壽官を中心とした地元の有志が現代に復活させたものが「本場薩摩樟脳」です。

Product

美しい結晶から生まれた
暮らしの守り香

自然から生まれた天然樟脳は、衣類や着物をやさしく守る防虫の香り。 清涼感のある香りは残りにくく、風に当てればすっと消える潔さ。 暮らしに寄り添い、空間と心を整える守り香です。

Special
Interview

長い歴史の中で育まれてきた薩摩樟脳の香り。 第15代沈壽官氏と黎明館 主任学芸員・深港奈々子氏が、 技と文化の背景をひもときながら、 香りが未来の暮らしへと広がっていく可能性を語ります。

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2025.12.24
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